2018年6月20日水曜日

未病治療に大きく貢献する創薬の期待度

医薬品とは、病気になってから服用するモノだと思っている人は多いでしょう。

しかし、病気になってから薬物治療をするよりも、病気になる前の未病の状態で健康を維持するという考え方の方が理に適っています。

なので、未病治療のための創薬に大きな期待がかかっています。

創薬の研究により未病治療の発展に繋がる

未病とは、ちょっとした身体の不調な状態の事です。

例えば食欲がない、疲れが取れない、身体がダルい、よく眠れないなどの症状は多かれ少なかれ、誰でもあるのではないでしょうか?

未病の状態で、すぐに病院へ行くという人は少ないのが現状です。
しかし、未病とは、病気に向かっている状態の事です。

未病な状態を放置するという事は、病気になるのを待っていると同じ事なのです。
そして、未病医療、予防医療と呼ばれる分野の医療が注目されています。

将来的にどんな病気にかかりやすいかは、遺伝子情報を調べる事で分かる時代になっています。
病気を予防する未病という考え方は、昔からありますが、食生活を中心とした、生活習慣を改善する事で、健康を維持する考え方が主流でした。
ですが、生活習慣を改善して健康に気遣っていても、病気になる時はなってしまうものです。
それなら、将来的に発病するリスクが高い病気に対しては、未病治療として、治療薬を服用しておけば、発病しないのでは?

と考え、認知症やがんを予防するための創薬の研究が進められ、実用化を目指している最中です。

現在の未病治療には生薬と薬酒

未病治療のための創薬は、現在実用化を目指して研究が進められています。

しかし、現時点では、まだ未病を治療するための新薬は存在しません。

ですが、新薬が実用化されるまでに、どれぐらいの期間がかかるか、全く予想がつきません。
今、未病状態の人が、このまま新薬の実用化を待って、何も対処をしなければ、新薬が完成するよりも、先に病気が発病してしまう可能性の方が高いと言えます。

なので、現時点で未病治療を行おうと思ったら、漢方薬の生薬や薬酒を利用する事をお勧めします。

元々、漢方では、未病を改善するという考え方が主流です。
そして生薬は、組み合わせによって、様々な相乗効果が期待出来、効能の幅が広がります。

生薬は苦くて飲みずらいと感じる人には、生薬を溶かして飲みやすくした薬酒がお勧めです。

お酒の効果が身体の内側から温まるので、お酒と薬の相乗効果も期待できます。

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